これからの地震対策にできること

こんなお話をいただいたことがあります。
東日本大震災の余震(震度4~5)がまだ続いている頃のことです。
「今後の地震対策のために」と生産ラインの製造設備に安震アジャスターを
施工させていただきました。

 
その会社様の工場では、製造設備のシューター棚から、余震が来るたびに
製品が飛び出してしまう被害に大変お困りでした。
しかし、安震アジャスター施工をしていただいてからは、余震のたびに
シューター棚からの物が飛び出すことはなくなったそうです。

 

 

工場設備の機械稼動時の振動を軽減させる効果もあります。
振動で少しずつずれてしまうので毎月位置を直していた機械も、
安震アジャスター施工後にはその作業がなくなったとも伺いました。

 

 

準備が大切です

みなさんご家庭で地震対策をしていらっしゃいますか?
非常持ち出し袋の用意、水の確保などなど・・・。
ご家庭の環境によって準備するものは変わってくるでしょう。
どの程度をカバーするための準備かでも用意するものは変わってきます。
工場の地震対策も同じです。
地震から守りたい機械・設備などの大きさ、重量などで、地震対策の
内容がかわります。
効果やコストを考えて、それぞれにあったものを選択したいですね。

 

「減災」という考え方の地震対策

「減災」とは?
防災が被害を出さないことを目指す総合的な取り組みであるのに対して、
「減災」とはあらかじめ被害の発生を想定した上で、その被害を低減させていこうとすること

 

 

 

「人命が失われるという最悪の事態だけは何としても避けよう」
とうい大前提に基づいて、発生前の平常時に如何に被害を減らすための対策をどう講じるかということです。
私どもが取り扱っている地震対策は、工場、オフィスなど、日常人が多く居る場所に使われています。機械、工場設備、什器などを設備固定して、万が一地震が発生した際にそれらの倒壊を防ぎ、避難経路を確保します。
まさに、「減災」の考え方に沿った地震対策だといえます。

 

地震対策として考えておくこと

大地震発生時は、工場内の機械や設備が凶器になります。
倒れてきたこれらで身動きがとれなくなることがあり、大変危険です。
大切なのは避難経路の確保。
特にたくさんの方が働いている職場などでは、有事においてスムーズな
対応を要求されるため、避難経路の確保が、地震発生時の大きな課題となります。
そのためには、事前の地震対策がとても重要です。

機械、設備の地震対策(設備固定)
避難経路
地震発生時の人員の確認方法
避難場所
被災後の復旧の計画
工場再稼動までの計画

 

考えておかなければならないことがたくさんあります。

 

 

衛生的な地震対策

食品工場のラインや機械は、床に穴をあけての設備固定は敬遠されます。
ラインのレイアウト変更が多く、移設のたびに床に穴をあける耐震アンカーなどでははずした跡の穴が残り、

■雑菌などの繁殖
■床の強度の低下

などが懸念され、設備固定を施していない場合も多く見られるのが現状です。
しかし、設備固定をしていない工場では、稼動時に地震が発生した場合、
ラインや機械などの工場設備が避難経路をふさぐ危険性があります。
運よく工場が稼動していないときに地震が発生したとしても、生産活動の復旧に
時間がかかるような深刻なダメージを受けることが考えられます。

 

床に穴をあけずに施工ができる『安震アジャスター』なら、
地震対策ができて、
雑菌の繁殖も心配なし、
床に穴をあけず何度でも取り外しが可能
と、衛生管理が重要な食品工場にはうってつけの地震対策です。

 

 

地震が発生しました

宮城県沖を震源とする地震が発生しました。

 

2015年5月13日 6時12分ごろ
震源地    :宮城県沖
最大震度   :震度5強
マグニチュード:6.6

 

この地域にお客様がおみえになりますので、スタッフで手分けして
被害状況の確認をいたしましたところ、この地震による被害は
ございませんでした。
地震、火山など、不安なニュースが最近多いように思います。
万が一の際に備えての準備が大切です。

地震対策、「備えあれば憂いなし」!

「地震による被害ゼロ」

 

これは、私達の大きな目標です。
でも、これを達成するのはとても難しいことだと思います。
地震が発生した際の最優先事項は人命です。
そのためには、「いかに避難経路を確保するか」ということが重要になります。
避難経路を確保するには工場設備や生産ラインの倒壊を防ぐことが不可欠です。
これを徹底的に準備することで、地震後、早急な工場再稼動への一番の近道にも
なります。
「備えあれば憂いなし」
このことわざをぜひ実践して参りましょう。

 

地震対策のしくみ

工場の生産ラインや機械などの中には、重量の大きなものもあります。
そんなものにも安震アジャスターは対応できます。

 
安震アジャスターは、
専用治具 + 安震ゲル + 専用接着剤で構成されます。
その中でも「安震ゲル」は、一般的なゲルとは違い、産業用に開発されており、
抜群の耐荷重をほこります。
これが安心して重量の大きな生産ラインや機械にもご利用いただける
安震アジャスター独自の理由です。

 

工場機械のお悩み解決!

安震アジャスターは、地震対策としての役割だけでなく、その性質から
振動吸収効果も特徴のひとつです。
工場関係者のかたから、
「稼働中、振動が激しくて、機械が移動してしまう。定期的に位置を調整
しなければならないのが手間」
という声をよくお聞きします。
この悩みを解決できるのが、安震アジャスターです。
工場の機械に地震対策(設備固定)として安震アジャスターを施工することで、
機械稼動時の振動も吸収し、お悩みの機械のズレも防止します。

 

 

 

火山活動と地震

5月6日 気象庁発表
「箱根山(1438メートル)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から
2(火口周辺規制)に引き上げた。
神奈川県箱根町の大涌谷周辺では小規模な水蒸気噴火が起きる可能性があり、立ち入りを規制。
大きな噴石(直径50センチ程度)の飛散に警戒し、風下側では小さな噴石や火山灰にも注意する必要がある。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地震が群発すると、火山活動が誘発されるといわれ、確かにこの地域では火山性地震が増えています。
それらの状況を踏まえて噴火警戒レベルを「2」に引き上げたようです。
火山に対処するのは難しいかもしれませんが、あらかじめの地震対策はすることができます。
できる限りの備えはしたいものです。