緊急地震速報のしくみ③

先日までにご説明したP波とS波を利用した緊急地震速報のしくみです。
P波は到達が早く、S波は到達が遅いとご説明しました。
P波とS波の速度の差を利用して、先に到達する「P波」を全国の地震計で先に捉えることで、
後から来る「S波」の到達時間及び予想震度を計算することが出来ます。
その計算結果を地震が来る前に(S波が来る前に)、お知らせするシステムが気象庁の
緊急地震速報です。
十数秒~数十秒前にこの速報が流れます。
この速報のおかげで「くるぞ!」という心構え、最低限身を守る時間を確保できますね。

緊急地震速報のしくみ②~S波とは?~

昨日の投稿の続きです。
地震の衝撃波は2種類あり、P波とS波といいます。この二つの衝撃波の特性を
使って速報を出します。
本日は、S波をご説明します。
     S波(セカンダリー波):伝わる速度が遅く、大きなエネルギーを持っているのが特徴。
                                       P波の後に到達して、横揺れを発生させます。
                                       伝わる速度は、秒度3.5km。

ちなみにS波は、固体だけにしか伝わりません。
明日はP波とS波の特性を使った緊急地震速報のしくみについてご説明します。

緊急地震速報のしくみ①~P波とは?~

ご存知の通り、弊社は工場設備などへの地震対策をする製品を取り扱っています。
仕事柄、地震にはちょっと敏感です。
先日、緊急地震速報をたまたま体験しました。
どんなしくみで揺れを感じる前に速報がだせるのか、不思議に思い調べてみました。
地震の衝撃波は2種類あり、P波とS波といいます。この二つの衝撃波の特性を
使って速報を出すそうです。
まず本日は、P波のご説明。
     P波(プライマリー波):伝わる速度が速く、エネルギーが小さいのが特徴。
                                       先に到達して、縦揺れを発生させます。
                                       伝わる速度は、秒度6km~7kmといわれています。

ちなみにP波は、固体、液体、気体にも伝わります。
明日はS波について、あさってはP波とS波の特性を使った緊急地震速報のしくみ
についてご説明します。

地震発生時は工場設備が凶器に!②

室内の地震対策は、以下の3点が重要です。
               「倒さない」
               「出さない」
               「落とさない」
「出さない」は、引き出しや棚など、地震発生時に振動で出てこないように
対策をすることです。
「落とさない」は、額や時計、棚の上などに地震発生時の振動で落ちてこない
ような対策をすることです。
「倒さない」は、安震アジャスターの得意分野です!
床に穴を開けることなく、有効な地震対策ができる安震アジャスターが、
「倒さない」を実現します。

地震発生時は工場設備が凶器に!①

大地震発生時は、工場施設が凶器になります。
倒れてきた家具や設備、機械で身動きがとれなくなることが本当に多いのです。
特にたくさんの方が働いている職場などでは、スムーズな避難を要求されるため、
避難経路の確保が、地震発生時の大きな課題となります。
そのためには、事前の地震対策が重要です。

←倒れてきて通路をふさいだら、避難が遅れてしまします。

地震に備える=地震対策

みなさんご家庭でも何らかの地震対策をしていらっしゃいますよね。
非常持ち出し袋の用意、水の確保などなど。ご家庭の環境によって
準備するものは変わってくるでしょう。どの程度をカバーするための
準備かでも用意するものの内容は変わってきます。
工場の地震対策(設備固定)も同じです。
地震から守りたい機械・設備などの大きさ、重量などで、地震対策の
内容がかわります。効果やコストを考えて、それぞれにあったものを
選択したいですね。

地震予測の難しさ

去る2月17日、 8時6分 
                震源地 三陸沖 
                震度4 (青森県、岩手県、秋田県、宮城県)
     マグニチュード6.9
の地震が発生したと気象庁が発表し、岩手県沿岸に津波注意報も発表されました。
しかし、翌18日になり気象庁は、以下の3点の訂正を発表しました。
1. 実際の震源は陸側に100キロほどずれた場所だった
2. 津波注意報は青森県と北海道の一部の太平洋側にも出す必要があった
3. 津波の到着時間を約10分早めるべきだった

地震予測の難しさを改めて考えさせられました。そもそもが、「予測」なのですから
「ぜったい」はありません。
だからこそ、もしものときに備えた地震対策が大切なんですね。

BCPとしての地震対策

東日本大震災以降、企業におけるBCP対策の重要性が叫ばれています。
震災前と震災後では、
「どこまでをBCPの想定範囲とするか」
の基準が変化しているように感じます。

上の図が示すように、想定外の規模で発生した東日本大震災を経て、BCP対策の
見直しとその再確認が望まれます。
「安震アジャスター」は工場などの機械・設備の地震対策(設備固定)に大変有効で、企業のBCPとして注目を集めています。

地震発生、地震対策を見直します

昨日(2015年2月17日)は地震が相次いだ一日でした。
        8時6分 
                震源地 三陸沖 
                震度4 
     マグニチュード6.9
               ※この地震では津波警報が発令されました
         13時46分 
               震源地 岩手県沖 
               震度5強 
               マグニチュード5.7
余震への注意喚起も出ています。該当地域の方は十分にお気をつけください。
いつ、どこで起こるかわからない地震に備えて、弊社も地震対策をもう一度
見直したいと思います。
事務所、工場、店舗など人が多く集まるところは、特に準備が大切ですね。

工場でできるBCP

昨日のブログの中に「BCP」という言葉がでてきました。
本日はこれについて。
BCPとは何か?
様々な障害(地震、台風、サイバーテロ、感染症蔓延などなど)に対し、
「事業をどう継続するか」、「事業をどう早期に復旧するか」
という視点から、事前にできる対策をし、早期復旧を戦略的に
準備しておく計画のことです。
生産工場では、地震対策をしておくことで、地震発生時の
           工場建屋・設備・機械の損傷の軽減
           避難経路確保し、人的被害を軽減
することができ、その結果
           工場の生産施設の早期復旧
           生産体制の確保
につながります。
安震アジャスターは、工場設備・機械を地震による倒壊の被害から
守るとともに、避難経路を確保し、人的被害を最小限におさえます。
「備えあれば憂いなし」がBCPの原点ですね。