医療設備にも地震対策

安震アジャスターはさまざまな工場施設や機械、設備にカンタンに
できる地震対策(設備固定)です。
例えば、人工透析規機。

人工透析機の地震対策(設備固定)について、大手医療メーカー様よりご相談をいただき、
ある病院の人工透析機に施工させていただきました。
透析は時間のかかる医療行為です。その最中に万が一地震が発生し、
この機械が破損すれば、患者様の命に係ります。
とても責任のあるお仕事をさせていただきました。

BCPは地震発生時の設計図

BCP(事業継続計画)の重要性は、地震など自然災害が多く発生する日本でも重要な課題です。
生産工場や産業ライン、家屋、人命。
これらのどれひとつとってかけることなく守られることで、復旧までの
スピードがあがります。
早い復旧ができないからといって、顧客は待ってはくれません。
そしてこれが、顧客の流出、ひいては経営の悪化につながりかねません。
いざというときの設計図としてBCPを策定してみましょう。

 

 

 

 

 

地震対策の重要性

工場設備や機械への地震対策製品を取り扱っていると、
当たり前ですが、地震の発生が気になります。
最近、国内の地震が多いように感じて、少し調べてみました。

関東甲信越地方や東北地方での地震の発生率は、
他の地域と比較すると、ずいぶん高くなっているようです。
ただ、発生率が低いからといって、大地震が発生しないということでは
ありません。
地震対策(設備固定・棚固定)の重要性は、どの地域も同じです。

 

※以下のグラフは、最近3ヶ月(2月15日~5月26日)の地震発生回数を
あらわしたものです。(震度1以上)
東北、甲信地方と東海地方を比較しています。

 

地震が発生しました

昨日お昼過ぎ、埼玉県北部を震源とする地震が発生しました。

 

2015年5月25日 14時28分ごろ
震源地:埼玉県北部
震度:震度5   マグニチュード5.6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震度5弱を記録したのは、茨城県土浦市。
速報が入ってすぐに、付近にいらっしゃるお客様にお電話で
確認したところ、被害もないとのことで、ほっといたしました。
地震対策のお仕事で、全国の会社様やその工場設備などと係らせて
いただいておりますと、地震発生のニュースはいつも気になります。

 

工場の地震対策、安震アジャスター

工場や生産設備の地震対策、安震アジャスターは以下の3点で構成されています。
1                         2                     3

 

 

1.専用治具
ゲルのあそびをつくり、免震性能を最大に引き出します。

2.安震ゲル
衝撃吸収性をもつ地震の振動を吸収します。

3.専用接着剤アイバ
変形追従性の特徴をもつ接着剤で、安震ゲルとの相性を考えて開発しました。
外部から受ける影響(ほこり、よごれ等による劣化)からゲルを守ります。

この構造で、大変有効な効果を得られるとともに、床に穴をあけない
工場・厨房の地震対策(設備固定)が完成します。

地震に向けて工場にできること

東日本大震災を経験されたある企業の工場では、 震災後すぐ、
「設備が転倒していた」、「通路が落下物でふさがっている」
などの報告が多数されたということです。幸い、人災には至りませんでした。
設備の転倒などを防ぐことは、避難経路確保の第一歩です。
そのためにも普段から、自分の周りをよく確認することが大切です。
【普段からすべきこと】
1.避難経路や非常口がモノでふさがれていないか、日常的にチェックする
2.避難にはできるだけ広い通路を使用するよう考えておく
3.避難訓練を定期的に行う
4.避難訓練後の修正点を次回の訓練に反映させる

 

食品工場の設備固定に

「食の安全」

 

ニュースなどでもよく耳にします。
「食の安全」には、食品を扱う現場の衛生環境をどう設計するかが
大切になります。食品工場の設備固定をする場合、大変重要な課題です。
食品工場の設備固定において、考えなければならないのは次のような
ことになります。

 

施工したことに起因する細菌の発生
施工する際の粉塵の発生
施工したことによる清掃の難しさ

 

「安震アジャスター」は、床に穴を開けない施工方法。
だから、穴を開けたことによる細菌の発生を防ぐことができ、施工時に
粉塵を発生させることもありません。
床との設置面は、専用の接着剤で目地を打つように仕上げますので、
毎日の清掃が楽です。
「安震アジャスター」は食品工場にぜひ導入いただきたい地震対策です。

これからの地震対策にできること

こんなお話をいただいたことがあります。
東日本大震災の余震(震度4~5)がまだ続いている頃のことです。
「今後の地震対策のために」と生産ラインの製造設備に安震アジャスターを
施工させていただきました。

 
その会社様の工場では、製造設備のシューター棚から、余震が来るたびに
製品が飛び出してしまう被害に大変お困りでした。
しかし、安震アジャスター施工をしていただいてからは、余震のたびに
シューター棚からの物が飛び出すことはなくなったそうです。

 

 

工場設備の機械稼動時の振動を軽減させる効果もあります。
振動で少しずつずれてしまうので毎月位置を直していた機械も、
安震アジャスター施工後にはその作業がなくなったとも伺いました。

 

 

準備が大切です

みなさんご家庭で地震対策をしていらっしゃいますか?
非常持ち出し袋の用意、水の確保などなど・・・。
ご家庭の環境によって準備するものは変わってくるでしょう。
どの程度をカバーするための準備かでも用意するものは変わってきます。
工場の地震対策も同じです。
地震から守りたい機械・設備などの大きさ、重量などで、地震対策の
内容がかわります。
効果やコストを考えて、それぞれにあったものを選択したいですね。

 

「減災」という考え方の地震対策

「減災」とは?
防災が被害を出さないことを目指す総合的な取り組みであるのに対して、
「減災」とはあらかじめ被害の発生を想定した上で、その被害を低減させていこうとすること

 

 

 

「人命が失われるという最悪の事態だけは何としても避けよう」
とうい大前提に基づいて、発生前の平常時に如何に被害を減らすための対策をどう講じるかということです。
私どもが取り扱っている地震対策は、工場、オフィスなど、日常人が多く居る場所に使われています。機械、工場設備、什器などを設備固定して、万が一地震が発生した際にそれらの倒壊を防ぎ、避難経路を確保します。
まさに、「減災」の考え方に沿った地震対策だといえます。