先日までにご説明したP波とS波を利用した緊急地震速報のしくみです。
P波は到達が早く、S波は到達が遅いとご説明しました。
P波とS波の速度の差を利用して、先に到達する「P波」を全国の地震計で先に捉えることで、
後から来る「S波」の到達時間及び予想震度を計算することが出来ます。
その計算結果を地震が来る前に(S波が来る前に)、お知らせするシステムが気象庁の
緊急地震速報です。
十数秒~数十秒前にこの速報が流れます。
この速報のおかげで「くるぞ!」という心構え、最低限身を守る時間を確保できますね。